ZAP SPEED RACING TEAM





VOL.4:FJ-1600東北地方選手権シリーズ・第2戦

梅雨を間近に控えた6月初旬。迎えたのは東北シリーズ第2戦、舞台は仙台ハイランドである。非常にテクニカルなレイアウトを持ち、1周が2分弱と長いサーキットである。ここは僕が初めて練習に訪れたサーキットで、非常に思い入れがあったりなかったり。
レース当日はイベント目白押しでなかなかの盛況ぶりに何故か嬉しくなってしまいました。


6〜7日 練習日
梅雨入り前の晴れ間というか意外にも天気が良く、初日は初夏のような陽気となった。練習中は自分の中で1つテーマを決めて走りこむように心掛け、とにかく集中して練習を重ねました。しかしラスト1本では暑さのせいか、集中できずにスピンしてしまうなど未熟さを露呈。心頭滅却火もまた涼し、極意にはまだ程遠いようで。
2日目は曇り空のもと練習。ラストの走行ではタイヤが無くなってきたのとは反対にタイムをあげる事が出来ました。トップタイムは取れませんでしたが、手応えを感じた練習となりました。

8日 公式予選
曇りの予想とは裏腹に、晴れ間の見える空となった決勝日。コンディションもなかなか良く自然と気合がこもります。僕は先頭でピットエンドに並びコースオープンを待ちます。そしてなんの前触れもなく、突然青に変わったシグナルに少々面食らいながらコースイン、予選アタックを開始。しかし、グリップが高い事を感じながらもなかなかペースが上がらない。いわゆる「乗れてない」状態で周回を重ねてしまいます。走りながら順位はわからなかったものの、やばいということだけは感じ取っていました。そしてあっという間に15分の予選は終了。結果はやはりというべき2位。さすがにがっかりしましたが、まぁこんなもんと腹をくくることに。
ちなみにポールは2週間前の練習のとき、風呂場でパンツを盗まれた後藤選手。きっと盗まれたパンツも喜んでいることでしょう。あ、この話はここだけの話ということで。

決勝
この日のメインレースである(らしい)FJの決勝となりました。グリットにマシンを並べて集中します。思いのほか気温が高いらしく路面からは陽炎が立ち上ります。あの陽炎の向こうに見えるのは栄光のチェッカーフラッグのみ!(かっこいい!)。などと考えているうちにフォーメーションラップが開始してしまいました。
1周のウォームアップを終え再びグリッドに。集中力を高めます。レッドシグナルが消えスタート!ちょっと決まったかも!と思いながらフル加速。ポールの後藤選手が少しミスしたらしく横に並びます。1コーナーでは少し僕が前に出ている感じで進入、見事トップに立つことに成功!あとはひたすらプッシュするのみと、ガンガン走ります。

終わってみれば2位に11秒差をつけてチェッカー!東北シリーズで2連勝を飾る事が出来ました。

予選を落としてしまったのは悔しいですが、なんとか優勝する事が出来てうれしいです。これでチャンピオンまであと一歩。次戦は完璧に決めていきたいと思う所存であります。応援してくれた方、スタッフの皆さんありがとうございました。



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□■ 遠山勇人 □■
生年月日:1978.10.22
血液型:RH+AB
出身地:長野県
最終学歴:東京科学芸術専門学校

1998年
レーシングカートを始める。
NTC選手権・第6戦YO83クラス優勝
2000年
ZAP SPEED加入
2002年
筑波シリーズ開幕戦でFJ1600デビュー
FJ1600東北シリーズ・ランキング2位
(PP2回・優勝1回・BL獲得1回)
2003年
FJ1600東北シリーズチャンピオン
●HPhttp://www8.ocn.ne.jp/~racing/








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