ZAP SPEED RACING TEAM





VOL.3:筑波シリーズ・第二戦

筑波FJ第2戦です。
筑波サーキットのちょっと小さめのグランドスタンドにはほとんどの席が埋まるほどの多くの観客が集まりました。その人達の大部分は今回のメインイベントであるF3やFTを観に来ていたのですが、そこを勝手に勘違いさせてもらってこの人達はFJを観に来ている!と思い込んでみると、なんだか気合が入ってきました。

7日(水)〜9日(金) 練習日 「なかなかタイムが上がらない」
練習日は連日、穏やかな日差しが心地よく、春らしいぽかぽか陽気でした。水曜日のベストタイムはトップとそれほど変わらなかったのですが、木曜、金曜日と日が進み他の選手がベストタイムを上げていくなかで、僕のタイムの上げ幅は狭く、走行を重ねるごとに上位陣からとり残されるようにして、差をつけられていくという悪い流れでした。ただセッティングに関してはいろいろと変えながら試行錯誤を繰り返して最終的にキッチリとマシンを仕上げてもらえたので明日の予選は自分がしっかり走れば十分トップも狙えるはずです。

10日(土)晴れ 予選(15分間) 「肝心なところでミス」

予選は開幕戦の結果順にコースインしていきます。僕は25台中10番目にコースイン。順調にタイムを上げていきますが、サインボードを確認すると常にトップとはコンマ2秒くらい負けています。残り時間が少なくなり、前を走るマシンに追いついてしまいそうだったので、一度ペースを落とし最後のアタックに賭けます。最後は2周アタックできたのですが、その2周とも細かいミスを連発・・・。結局タイムアップはならず、トップから0秒192遅れの5位で予選を終えました。

11日(日)晴れ 決勝(18周) 「勝てるレースを・・・」
スターティンググリッドにつくと、開幕戦とは違い今度こそトップはすぐ近くに見える。これならいける!レースはスタートを決め一気に3位まで順位を上げました。しかし2周目に入るホームストレートで後ろのマシンにスリップにつかれてしまい1コーナーのブレーキでインを突かれて並ばれてしまいます。それでも踏ん張り並んで1コーナーを脱出。次の第1ヘアピンまで並走していくと今度は僕がイン側になり、なんとか順位をキープ。しかしその直後、1コーナーでは後方集団の多重クラッシュがあり赤旗中断。再スタートはまた5位からやり直しです。赤旗を見た瞬間はせっかくスタートを決めたのにと思いましたが、何度も深呼吸をして「これはラッキーなんだ。さっきは2台しか抜けなかった。今度は3台抜けばいい」と少々強引に気持ちを切り換えます。まあ3台は無理だったのですが、再スタートも決まりまた2台を抜き3位に順位を上げました。そして3周目の第2アピンで前車がブレーキをミス、外にラインを外したため思い切ってインに入りましたが、外から一気にクリップに向けてのラインをとった前車の右リアタイヤと僕のノーズの左側が軽く接触してしまい僕はハーフスピンをしてコーナーのイン側にコースアウト。なんとかコースに戻れたのですが、一気に順位を下げてしまいました。その後もレースは荒れてセーフティーカーが入ったりしましたが、最終的には数台い抜いて8位でレースを終えました。

1位になることしか頭になく少しでも隙があれば前へ、という気持ちが強すぎて冷静さが足りなかったと思います。前車がコーナーでミスをしたとき、そのコーナーで一気に仕掛けた方がいいときもありますが、今回の場合、無理をせずピッタリと後ろについて次のコーナーで勝負するべきでした。レースはスローペースだったのでその後も順位を上げるチャンスはあったと思います。勝てるレースを落としてしまいました。しかし今回は収穫も多くあったので、次に生かしたいと思います。



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□■ 鈴木規央 □■
生年月日:1977.12.4
血液型:RH+O

2003年
FJ1600筑波・もてぎシリーズ参戦
2004年
FJ1600筑波シリーズ参戦








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