ZAP SPEED RACING TEAM





VOL.56:親の心子知らず


あるドライバーが別のチームのマシンを指さして、

「なんか色だけじゃなくて模様とかカラーリング揃っているとカッコイイですよね。」

と言ってきた。

【ウチもラインとか入れましょうよ】ってニュアンスでした。


ウチのマシンは単色だからラインとか入った凝ったデザインが良いと思ったのでしょうね。

ウチの場合スポンサーさんのステッカー貼ったり、場合によってはフルカラーで塗装やフルラッピングしてもOKなんだからやってくれても結構なんだけど、ベースがチームカラーで単色なのは理由があるから。


通常カッティングシートで全体をラッピングすると数十万します。
重くなっても良ければ塗装ですると数万円でベースが出来て、その上に数万円でカッティングして貰ったシートを貼ることが出来ます。

ラインや模様を入れるとスペアパーツもカラーリングして在庫して置かなければなりません。



ZAP SPEEDの場合ラッピングも塗装もしないで、FRPのゲルコートに色を付けています。
だから飛び出しても塗装やシートが剥がれたり、グラベルで虫食い傷が出来たりしません。
表面に傷がついても中まで同じ色なので全く目立ちません。

いちいち飛び出して塗装やカラーリングの修正費用が発生しないのです。

また、塗装もラップもしていないので最も軽量という事になります。
退色もしないし、細かい傷ならコンパウンドで磨いてワックスかければピッカピカです。

 

こういった工夫によって、入門クラスのドライバーが飛び出してもカウル補修の費用がかからず、軽いカウル重量で走れるのです。最も合理的に低コスト高パフォーマンスを実現しているのです。

 

つまりは全部ドライバーの為に最良の選択肢を取っているのですが、「親の心子知らず」と言いましょうか・・・。

 

なによりもZAP SPEEDのポリシーを理解していない事が悲しかったです。






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□■ 笹川健志 □■
マネージメントディレクター。チーム運営に手腕を振るう。自分がレースするはずだったのが、いつの間にかレースを目指す若い連中の面倒を見る事に…。内間監督と供に「一蓮托生」理想のチーム創りを目指します。 理想のチーム作りと言うのは皆さんの理想をかなえること。「自分達の時代にもあったら良かったのに!」っていうチームを創る事。 チームが徐々に理想に近づいてゆくのが生き甲斐です。







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