ZAP SPEED RACING TEAM |
2010年シーズン半ばの8月。鈴鹿にて鮮烈なデビューウィンで初優勝を飾って以来、破竹の4連勝で今年度F4最多優勝シャシーとなったZAP F108に、馬淵澄夫国土交通大臣より賞状と記念のトロフィーを頂きました。 JMIAの提唱するキットカー構想にシャシー製造の可能性を感じ、東京R&Dさんにオリジナルマシン作成のご相談をさせて頂いていたのが今年の5月〜6月。夢の実現には先ず行動あるのみと思ったのですが、マシンを作るという夢を実現するのは容易な事ではありませんでした。 そんな折り7月のある日突然、林みのる様JMIA会長よりJIM GAINERさんがGTに専念する事からJIM GAINER GF401の開発を引き継がないかというお声をかけて頂きました。日本で最も風洞実験結果を熟知している林みのる代表のデザインしたカウルをそのまま引き継ぎ、得意とするサスペンションジオメトリーの変更にZAP SPEEDのノウハウを注力する事が出来たのですから、正に願ったり叶ったりという状況でした。そして、コンストラクターとして右も左も分からない我々をJMIA会員企業の皆様が強力にバックアップして頂いたお陰でZAP F108は外見こそGF401と変わらない物の、全く別のマシンに進化して行きました。 何とかマシンの形にはなったものの、レースウィークはまたもトラブル続出。まともに周回が出来ません。 トラブル対策が一通り終わったZAP F108は負け無しの4連勝。 夏から駆け足でここまで来た為振り返る余裕もありませんでしたが、半年の間に奇跡に近い事が現実となっておりました。手が届かない夢でも思い続けて見るものです。
これを機に、更なる自動車レースの発展とレース文化の隆盛に寄与出来ますよう一掃の努力をして行きたいと思います。 日本自動車レース工業会 ZAP F108の足跡 |
□■ 笹川健志 □■
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