ZAP SPEED RACING TEAM





VOL.40:スピード社の水着

水泳界ではスピード社の水着を廻って大騒ぎとなっている。

私の様にモータースポーツ界に居る者にとっては一秒もの差が出る道具を使わない事が理解出来ない。

勿論スポンサーの問題も分かるが、水泳界のスポンサーが負けても良いからこれを着ないと契約違反だと性能の劣る自社製品を強要するのであれば、スポンサーとしての姿勢が問われる。スポンサーと一言で言っても金銭の供与を主とするスポンサーと、製品や技術の提供を主とするスポンサーがあるのだが、後者の場合はスポンサー企業の製品の性能が成績に影響する。

モータースポーツの世界では時には部品が、時にはギアが、時にはオイルやケミカルが勝負に重大な影響を及ぼす事がある。水泳と違い今回の様な問題が絶えず起きる可能性がある。協同開発やデータバックを伴う製品供給の場合、他社製品と僅かな差が生じても別の事で補えるのならば、使用者も供給者もお互いにその製品の性能向上に努めるのは当たり前だ。しかし、圧倒的な差で勝負にならないのならばライバル製品を試したり、一部他社の製品の使用を認めたりする場合もあるが、これは供給側のメーカーさんの判断となる。

幸いZAP SPEEDへ製品サポートにより協力をして頂いてくれているメーカーさんは柔軟に対応してくれて、一時的に他社製品の使用を許可した上で大急ぎで開発を進めてくれたりする。自社の開発力を信じ、更なる進化を求める姿勢によって初めて示せる態度ではないだろうか。

そういったスポンサーさんに恵まれたからこそZAP SPEEDの好成績が続いて居るのだと思い、改めて感謝の念を覚える。



←前のページへ戻る


□■ 笹川健志 □■
マネージメントディレクター。チーム運営に手腕を振るう。自分がレースするはずだったのが、いつの間にかレースを目指す若い連中の面倒を見る事に…。内間監督と供に「一蓮托生」理想のチーム創りを目指します。 理想のチーム作りと言うのは皆さんの理想をかなえること。「自分達の時代にもあったら良かったのに!」っていうチームを創る事。 チームが徐々に理想に近づいてゆくのが生き甲斐です。







ドライバーオーディションスペシャルサイト


ZAP SPEED MAINTENANCE FACTORY (ZMF)

ZAP SPEED Jr.(ザップスピードジュニア)

メールマガジン

チーム員専用ページ

ZAP SPEEDのスタッフがあなたの疑問にお答えします




Copyright © ZAP SPEED.All Rights reserved.


Created by Sidepond advance