ZAP SPEED RACING TEAM





VOL.32:営業活動

他チームから移籍を希望してZAP SPEEDを訪ねて来るドライバーは毎年数多くいます。そして、それまで所属していたチームの悪口を延々と並べ立てる者も毎年います。

しかし、ZAP SPEEDではそれまでの所属チームがどうであろうと、世話になったチームを悪く言うドライバーなら受け入れません。そういった人は何事においても上手くいかなかった事を他人のせいにするからです。最も伸びないタイプの人間とも言えるでしょう。
例えば「楽しむなら非常に良いチームだったけど本気でプロを目指したいと思うようになった自分にとって、年齢やこれまでの流れと合わせて考えZAP SPEEDへの移籍が一番の選択肢と考えました。これまでお世話になったチームにはきちんと説明して理解して頂いています。」とか「これまでお世話になったチームはFJ-1600しかやっていないので、ステップアップの選択肢の中でZAP SPEEDを選びました。」というドライバーなら、それまでの所属チームの方に確認をとった上で受け入れを検討して来ました。

移籍をしてきたドライバーを見て感じることは、テクニックの矯正よりもレースに対する考え方・取り組み方を変える方が大変だと思います。他チームから移籍してきたドライバーに、それまでに書いた企画書を提出してもらい目を通してみると、殆どの場合内容が物乞い型か詐欺型です。

物乞い型は「一生懸命頑張るから是非応援して下さい。」の一点張り。
詐欺型は「レースは広告効果が高い」「話題性がある」の嘘。

こんな事がかかれた企画書(もどき)を持って歩いていた事を恥ずかしいとも思わないという、凄いズレっぷりのドライバーが多すぎます。大体の場合は「元に居たチームはメンテナンスだけで、スポンサー獲得の為の営業活動に関しては指導してくれなかった。」と言います。しかし、中には元に居たチームで教わったという場合もあるのです!!!
地方選手権クラスのチームでは、大体の場合専任のマネージャーを置いて居ない場合が殆どですからメカニックが営業を指導するのか?それではソムリエが料理を教えるようなモノ。OLさんが経営についての講義をするようなモノ。専門外で教える側が分かっていない場合が殆どです。

物乞い型:「一生懸命頑張るから是非応援して下さい。」
レースやってる奴はみんな勝ちたいし、一生懸命やってない奴は居ないよ。
君だけが一生懸命だと思っているのか?

詐欺型:「レースは広告効果が高い」「話題性がある」
だったらクライアントから広告依頼が来るでしょう?広告代理店もそんな美味しい広告塔を放っておきませんよ。

このドライバー達が一人あたり何軒かの企業を回ったと思うと、どれだけの人にレースって程度が低いなと思われたか・・・。レースのスポンサーだけは辞めておこうと気持ちを固まらせてしまったか・・・。君たちは大好きなレースに泥を塗って歩いたんですよ。
ZAP SPEEDのドライバーには定期的にセミナーを開いていますが、このコラムを読んだ皆さんに一つだけヒントを。

”通る企画書は実現可能な相手のメリットと、それに十分に見合う対価が書かれているモノです”



←前のページへ戻る

□■ 笹川健志 □■
マネージメントディレクター。チーム運営に手腕を振るう。自分がレースするはずだったのが、いつの間にかレースを目指す若い連中の面倒を見る事に…。内間監督と供に「一蓮托生」理想のチーム創りを目指します。 理想のチーム作りと言うのは皆さんの理想をかなえること。「自分達の時代にもあったら良かったのに!」っていうチームを創る事。 チームが徐々に理想に近づいてゆくのが生き甲斐です。







ドライバーオーディションスペシャルサイト


ZAP SPEED MAINTENANCE FACTORY (ZMF)

ZAP SPEED Jr.(ザップスピードジュニア)

メールマガジン

チーム員専用ページ

ZAP SPEEDのスタッフがあなたの疑問にお答えします




Copyright © ZAP SPEED.All Rights reserved.


Created by Sidepond advance