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ZAP SPEEDに加入しようとする人や、モータースポーツを開始しようとする人から『素質』って言葉を耳にします。 「ボクは素質有るんでしょうか?」 「オーディションって素質を見るんですか?」 「素質って重要ですよね?」 と言った感じで『素質』という言葉が登場します。 素質って何かな? ・運動能力 ・動体視力 ・反射神経 ・運転能力 ・スピード感覚 ・学習能力 ・努力する意志 ・会話能力 ・PR力 ・自己分析能力 ・資金力 ・企画力 こんな感じの事を思い浮かべて『素質』という言葉が使われているのでしょうか? 私が思うに『素質』のなかで一番重要なのはそのスポーツが『好き』で有るかどうかが一番重要では無いかと思います。そして楽しめるかどうか。『好き』でないならやらなければ良いことだし、『好き』でなくては努力も出来ない。人間なんだから完璧な人は居ない。『好き』なことに対してだったら努力出来るのだから、努力で苦手分野を克服して行けば良いのだ。 『好き』っていう事を意識出来ていない場合も有る。有る意味『楽しい』から実感する訳だ。だから、「ボクに素質有りますか?」って聞かれるとこちらから「乗ってみて楽しい?」って聞く。答えが「未だ遅いし、車が言うことを聞いてくれないけど凄く楽しいです。」なんて答えが聞ければ「素質は自分で有ると信じなければ誰にも無くなるし、素質の種は持っている筈だよ。」って思います。 少年サッカーを教えている友人が居るが、小学校低学年や幼稚園児にサッカーを教える際には、如何に『楽しさ』を教えられるかが鍵だと言う。チビッ子達にスポーツに対しての意識なんてあるはずもなく、『こりゃあこの遊びは楽しいぜ!』って感じさせれば、朝から晩まで暇さえ有ればボールを蹴って放っておいても上達すると言う。有る程度上達してから技術的な事を教えてあげればさらに上達するし、課題に対して飲み込みも早いと言う。 少年野球のコーチをやっている内間監督の友人も、危ない事とかいけない事に気を付けて最小限の注意をして、楽しくプレイさせていれば子供達は直ぐに上達して行くとも言っていた。 そういえばスポーツでよく使われるプレイ(Play)を辞書を引いてみると、 1,遊ぶ、遊び 2,競技する、競技、技 3,演奏する 4,出演する、演ずる 5,ふるまう、する、果たす とある。 スポーツが成り立つ以前に遊びは有った筈だから、元々の語源的には「さあ、遊ぼうぜ!」だったのでは無いだろうか? さて、話を戻して。 素質の中で、これはモータースポーツに限らず『ポジティブな思考』も重要だと思います。何でもネガティブに考えればモチベーションは保てずナーバスになってしまいます。つまり楽しく無くなり『好き』で無くなるからね。『ポジティブな思考』は脳天気とは違うよ。冷静な判断と分析をポジティブに捉える事が必要だと思います。 『好き』だから努力出来る=モチベーションを保てる これは非常に重要な事で、誰でも直ぐにパッと速いドライバーに成れる訳では有りません。有る程度の期間努力が必要な訳です。この努力を継続する力がモチベーションであり、モチベーションの低下は→努力の低下→パフォーマンスの低下→向上の停滞となるのです。 だから『好き』な事がどれだけ大切な事か分かりますね。 誰でも、『好き』と言うパワーを知っているのでは無いでしょうか? そう、スポーツに限らず人間関係とかでも『好き』のパワーを感じた経験有りますよね。(*^_^*) (←前のページへ戻る) |
□■ 笹川健志 □■
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