ZAP SPEED RACING TEAM





VOL.6:身近にあるチャンス

まずチャンスをチャンスと分からなければいけない。

そこに、チャンスがあってもチャンスと認識できなければ意味がないというのは分かるでしょう。これはレース中前車のちょっとした動きやドライバーの首(ヘルメット)の向き等にもヒントは転がっています。勿論レース中だけではなく、サーキット外の活動においても、チャンスと気づかなければみすみすチャンスを逃してしまう事になる。
では、どうすれば気づけるのか? 日頃どれだけレースについて、自分について深く考えているかによって心の視界というか意識の視界が違ってきます。常に真剣に考え、いくつものシュミレーションを考えていればチャンスを気づかないまま逃してしまう確率は減ってくるでしょう。会話の中にもチャンスはあるし、出会いの中にもチャンスはある。
また、これまでの私の経験では、練習走行の走りでチャンスを掴んだ者もいるし、皆さんもご存じな例として、山崎信介選手がイギリスF-3参戦のチャンスを掴んだのは昨年のFJ GEAND CHAMPION FUJI RACE(FJ日本一決定戦)の第2ヒートの走りです。こういった例の場合はチャンスの発見というより、光る走りによって見いだされた例となりますが、走りによって興味を持たれ会話のチャンスを得て、F-3参戦のスポンサーを得た訳です。

見聞きした物の中からチャンスを見いだすには、いかに生活の全てをレースに集中し、常に考えているかということは非常に重要な事です。


チャンスと思ってもアクションを起こさなければチャンスとして生かせない。

チャンスと気づいたとしても、次に繋がるアクションを起こさなくては、チャンスを生かせる事にはなりません。積極的な行動力、自己アピール力、現実的なビジョン等は常に個々のドライバーが持ち合わせていなくてはなりません。チャンスには貪欲に食らいつかなくてはその可能性を増やしていくことは出来ないのです。更にプレゼンテーション(実際には普通の会話のなかで行われることが多い)の機会を得たならば、個性を生かした自己PRによって印象付けることが必要だが、最も必要なのは自信と現実を踏まえた上での自己の可能性を伝える事が出来る伝達能力だろう。
ZAP SPEEDに加入を希望する者が受験するドライバーオーディションでも、例えば口べたであっても、何とか身振り手振りを交えて中身の有ることを伝えようとするドライバーもいれば、文書に表してくる者もいるし、パソコンを使ってPRした物もいる、中には目で訴える者もいるが情熱は必ず現れと思う。重要なのは相手(取り手)の立場にたってどう自分の考えを効率よく伝えられるかを考える事だ。十分に伝達出来ると思うのであればそれぞれの個性でPRすれば良いのではないかと思う。 また、アクションを起こす上で重要なことに時間がある。きっかけからアクションを起こすまでのタイムラグを作るな。ということだ。チャンスと感じ取ったらしばらくはポジティブにイマジネーションが湧くが、時間の経過と供にネガティブに変わってゆく。こんな経験は皆さん有るのではないでしょうか? 少々、不器用でもすぐに動くことによって、ポジティブな状態でプレゼンテーションが可能と考えれば、自分の行動を急ぐことが出来るでしょう。

引っ込み思案は、事実でも「たら」「れば」話しと一緒になってしまう。
タイムリーでなければ、実際にあったチャンスから時間の経過によってチャンスとして希釈になってきてしまい、「もしも」「〜したら」「〜してれば」等が付く話しと何ら変わらない事になってしまいます。つまり無意味ということ。本当にチャンスで有れば、また、自分のやっていることに自信を持っているので有ればすぐに行動を起こすべきです。


「出来るだけ」「やれる限り」は逃げ口実。苦しくなったら辞めるということをあ らかじめ言っている様なもの。

「出来る限り」「やれる限り」と付けば凄くやるように聞こえるが、自分の目標においては「出来る限り」「やれる限り」は何の目標にもなりません。

例えばサウナに出来る限り入っていようと目標を立てた人と、15分間入っていようとした人とでは確実に具体的目標を立てた人の方が長く入ってられるのでは無いでしょうか?苦しくなったら「出来る限り」「やれる限り」は時間軸を手前によってきてしまいます。それに対して、具体的目標を設定した人は後何分と耐えられ、最終的に目標を達成出来なかったとしても、後どれだけ足りなかったかを知ることが出来ます。
次の目標設定や、その目標達成の為の対処や努力も出来ます。 これを読んで納得した方は、今後「出来る限り」「やれる限り」等という逃げを前提とした様な目標設定は避け、具体的な目標を立ててください。 また、レースに関しての期間目標・最終目標の設定の手伝いなどはZAP SPEEDのマネージャーとして一緒に考え現実的な目標設定の手伝いが出来ます。



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□■ 笹川健志 □■
マネージメントディレクター。チーム運営に手腕を振るう。自分がレースするはずだったのが、いつの間にかレースを目指す若い連中の面倒を見る事に…。内間監督と供に「一蓮托生」理想のチーム創りを目指します。 理想のチーム作りと言うのは皆さんの理想をかなえること。「自分達の時代にもあったら良かったのに!」っていうチームを創る事。 チームが徐々に理想に近づいてゆくのが生き甲斐です。







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