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金・土曜日 今回、前回の第3戦でなんとなく掴んだコーナーリングスピードの上げ方を勉強しようとサーキット入り。ここで思わぬことが起きました。F4でトップ争いをしている安達選手がFJに乗るということで突然現れました。一緒に走れるという事ですごく楽しみになり、「負けねー!」とヤバいくらいテンションが上がってきました。 ![]() 土曜日は、そのタイムが落ちた原因が分からないまま1本目を走行。「クルマはどうだ?」とインストラクターに聞かれても答えられず沈黙が続き、次の走行につなげる事ができません。今の自分に明らかに足りないのはセッティング能力です。「マシンについて聞かれても答えられないのはダメだ」と怒られたので、次の課題は自分の運転に自信を持ってはっきりとマシンの状態を伝えたいと思います。言葉ではうまく伝えられないので車載カメラでドライビングを見てもらうと「ふつう」としか言ってもらえません。良くもなく、悪くもない「ふつう」という言葉が嫌いな自分にとって、またメラメラと燃えてきました。「いい」と言わせてやる!と気合はバッチリです。こんな感じでセッティングを上手く進められないまま本番を向かえる事となりました。 予選 スリップストリームを使わず単独でタイムを出すことがカッコイイと思っていた自分に「スリップを使うのもテクニックだ」と一声かけられ考え直しての予選となりました。予選で上位にいけば表彰台が見えてきます。なんとしてでも上位獲得が必要です。コースインしてまず単独で走っていきます。大きなミスもなく「これはいいだろ」と思ってもなかなかタイムが上がりません。そして一旦アタックを止め、速い人を探します。「おっ、きた!」と狙っていた選手がきた瞬間アクセル全開。背後にピタリと付きました。心の中で予選上位、絶対上位と必死で追いかけていきました。「どうだ??」とフィニッシュラインを通過。手応えはありました。今季最上位グリッド3位を獲得。表彰台が見えてきました。 決勝 「トップ集団についていけ、そうすればいける」とインストラクターや皆に言われ気合が入りました。いざレーススタート。スタート時、一瞬ホイルスピンを起こし少し出遅れたと思いました。思った通り4位に抜かれ、オープニングラップを4位で通過。ここから必死でトップ集団に追いついていき、チャンスを待ちます。レース中盤、1-2-3位が争ったおかげで自分を含めた4台がぶつかる寸前のテールトゥノーズ状態になりました。隙を見て一瞬2位になったと思ったら4位に戻ったりと「これぞレース」って感じです。ストレートからのブレーキングでもコースギリギリ縁石に乗ってのブレーキングです。「オリャー!!!」と声を出さないとやってられません。タイヤの左側はもう少しでグラベル、右側は争う相手のタイヤに接触寸前の状態にはたまらないものを感じました。 ![]() 今シーズンを振り返ると、開幕戦では「レース中は落ち着かなければならない」という気持ちを、第2戦は「何が何でも暴れるクルマをコントロールしてラインに乗せる」という気持ち、第3戦は「追いついてやる」という攻めの気持ちを学び、今回はレーサー失格の気持ちを学びました。この今まで学んだ気持ちを忘れずに最終戦ビシッと決めます。かなり低い可能性ですが、シリーズチャンピオンの可能性は残っています。それを考えるといつまでも後悔はしてられません。 見といてください、小山圭の走りを!! (←前のページへ戻る) |
□■ 小山圭 □■ |
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