ZAP SPEED RACING TEAM |
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金・土曜日 ![]() しかし、その通りに走行しようと試みるもなかなか出来ず、タイムも上がりません。車載カメラも使い、自分の走りを検証してみると、「フロントを入れる意識がない」「向きが変わってないのにアクセル踏んでる」「ドライビングに余裕がない」など数多く指摘され、とどめの一言は「走りがダサい」とも言われ、自分の中に火がつきました。正直頭がパニック状態になりました。覚えている限りの走行時の状況を直ぐにノートに書き出し、一つ一つアドバイスと照らし合わせて整理し、頭に叩き込みました。土曜の夜も納得いくまでアドバイスをもらい、レースを向かえます。絶対カッコイイ走りをしてやるぜ!!と燃えてました。 予選 ![]() 自分の前には金・土曜とトップタイムを出していた選手がいます。これはチャンス!!絶対ついていくぞと周回を重ねていきます。しかし、気合いが空回ったのか、4周ぐらいしてもなかなか1周を上手くまとめる事が出来ませんでした。 ここでクーリングラップを入れてタイヤを冷やすと同時に、気持ちを一旦落ちつかせました。そして再アタック。今度は次から次へと上手くコーナーを抜けていきます。「これいいんじゃね?」と思って最終区間に向かいます。しかしここでイエローフラッグ・・・。前の選手を抜くことは出来ないのでアクセルを緩めることに。結局8番手で予選を終えました。これも運だと思いました。 正直くやしい結果ですが、サポーターも沢山来ているので落ち込む訳にはいきません。まだチャンスはある!と深く考えず、笑ってリラックスして過ごしました。 決勝 地元にいい知らせをしたい、期待して応援に来てくれた人を喜ばせたい!と、決勝が近づくにつれ、どんどん気持ちが高ぶってきました。最後の最後までマシンを調節してくれたインストラクターの姿を見て「ここでやんなきゃ男じゃねー」とも思いました。気合十分です。 いざレーススタート。いいスタートを決め6位にポジションアップ。1周目の3コーナーで7位の選手がスピン。7位以降がめちゃくちゃになり、自分と後ろとの差がかなり開いたので、前だけに集中出来る楽な展開になりました。 ![]() 今回、マシンは最高だったと思います。タイヤが垂れてきた後半、レーシングラインに乗せられなかったり、挙動を乱したりというミスが続き、もっと自分が上手かったら表彰台を狙えたと思います。表彰台を逃したのは悔しいけれど、このレースウィークでさらに速くなれる!と思えるポイントを発見する事が出来たので、とても嬉しいです。一番学んだのは、車速のコントロールがあいまいだったという事です。少し分かった気がします。この事を克服する為、今は早く練習がしたいという気持ちでいっぱいです。 最後に、もてぎまで応援に駆け付けて下さったサポーターの皆さんの声援は、とても励みになりました。応援ありがとうございました。 (←前のページへ戻る) |
□■ 小山圭 □■ |
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