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●7月27日(土) コンディション/ドライ 公式予選 今期2度目の富士でのレースとなった第5戦。早くもシーズンの中間地点を迎え、デビュー戦で表彰台を獲得したここ富士で期待がかかり、レースウィークを迎えた。 しかし水曜日のテストでは、フォーミュラマシンでの初クラッシュ… あっという間の出来事でした。でも僕の体は無傷で、マシンも監督・メカニック・祈っていただいた皆様のお陰で金曜日の走行に間に合いました。木曜日は一日落ち込み、金曜日の走行でその日のタイヤに合わせたセッティングと土曜日のタイヤではフィーリングが悪く結局セッティングが合わないままでの予選となってしまいました。 土曜日にもなれば練習走行の枠がないので、予選一発勝負で戦わなければならないし、今回は特に水曜日と金曜日がセットを煮詰められなかったので、ゲンの良いサーキットのはずが厳しい予選スタートとなってしまった。予選が始まり僕は、一番最後にコースイン。集中力を高めリズムを作っていくがなかなかクリアラップを取ることができずに、イライラ。そうこうしている間にも残り時間が僅かになり、ピットでタイヤ交換を済ませ最後のアタックにかけた…。 結果はセカンドロースタートの4位を獲得。決して4位には納得できないが今週に入ってからのことを考えると何とかほっと胸をなでおろす結果でよかった。 ●7月28日(日) コンディション/ドライ 決勝 昨日と同様に暑い日差しのもとでのレースとなった。併催のビッツレースが赤旗中断になったため、後続のタイムスケジュールも大きく遅れ、パドックで待っていた僕らもスーツを着たり脱いだりと大忙し、汗ダクダク。一度扇風機に当たるためにテントに戻り、落ち着いているとやっと時間がきたのでコースに向かった。
いつもこの瞬間は緊張する、スタート大丈夫かなぁ…と。そしていよいよスタート…。心に隙を作ると、案の定ミスをし早くも直後を走っていた平手選手にかわされてしまう。 その後、あっというまに7位走行。ほんの一瞬の出来事のようだった。しかし、このままの位置に満足するわけもなく「スタートをしたからには、僕は走るしかない。」と気持ちを昂らせ懸命に走るが、暴れるマシンをコントロールするのは至難の業だった。 しかも本来自分が走るはずのトップグループは離れるばかりで、気持ちが空回りし集中力が途切れ始めたころ、後にマシンが迫ってきていた。しかも富士の長いストレートでの致命傷とも思われるスリップにつかれ、相手は横にでる。 が、僕もここであっさりと抜かれるわけにもいかない。冷静に相手の走りを見てみると「僕のマシンよりスピードが伸びていない!ストレートを耐えれば、いける!」と判断。そして懸命に(あくまでフェアに)走りきり、抑えることができた。レースの結果は7位フィニッシュ、決して満足いく結果ではない。 今週は色々なことがあり、また思い通りの結果がでないことで、気持ちばかりが先行し変な力が入っていると感じています。もっと心は冷静に且つ走りはアグレッシブに「心・技・体・車」4身一体でがんばります。 (←前のページへ戻る) |
□■ 池田大祐 □■ |
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