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●6月30日(日) コンディション/ドライ 公式予選 ここ筑波サーキットは、ZAP SPPEDにとってはホームコースです。そのために皆から期待をかけられ、僕にとっては少々戸惑い気味…。レースウィークに入り、木曜日の練習走行ではトップタイムをマーク。一部からは「木曜の池ピー」と呼ばれるようになるほど練習走行は常に絶好調。これを決勝までつなげたいが、いったい何が違うというのだろう?金曜日を空けてのレース前日の土曜日にマシントラブルが発生し、練習走行をほとんど走れないまま土曜日が終わってしまいまった。今回は、30日の日曜日に予選と決勝を行うスケジュールなので、体制を万全にしとかないとならず内間監督、メカニック、僕を含め夜遅くまでかけてマシンを仕上げた。 予選のコースイン開始になり、どんよりとした雲から僅かに雨が振ってきた。今日は朝から、この気まぐれな天候のために、バイザーをクリアにしたりスモークにしたり大忙しだぁ!なんとかドライコンディション(スモークバイザー)のままコースイン、予選開始となった。周りから見てても確認できるように、コースイン時に僕のマシンからは黒い煙が出ていた。煙が示すようにマシンは万全ではなく、乗ってても振動がひどい。しかし走り始めた以上、このままの状態でがんばるしかない。 予選開始早々から、雨を牽制して各車タイムを出し始める。結果的に予選トップタイムとなる55秒中盤での争いとなるが、僕はペースが上がらずに56秒前半と出遅れてしまう。一度ピットに戻り、気分を変えタイヤを交換して、再びコースイン。計測再開後にようやく55秒台にタイムをいれるが、55秒9。トップよりコンマ4秒ほどまだ遅れている。しかし予選も終盤になり、上位陣はタイムが伸び悩んでいる。今がチャンスとばかりにタイムアップを狙うが、どうしても後一歩伸びず… 結局筑波の予選は11番手という結果に終わってしまった。 ●6月30日(日) コンディション/ドライ 決勝 予選終了から3時間30分ほど経って、第4戦の決勝が行われた。今回はF4との併催なので、チームの人も多くサーキットにいて正直心強い。しかもびっくりしたことがひとつ。決勝時間を待っている間に、僕にサインを頼みに来た人がいました。サインなんて書いたことがないし、しかもなんで僕に!? 応援してくれている人がいるんだなぁと思うと同時にちょっとびっくりなハプニングでした。 コンディションは、予選同様にいつ雨が降ってくるのか分からない、厚い雲に覆われている。フォーメーションラップが開始し、短い筑波のコースからはあっという間にストレートに戻ってきた。グリッドは今期最後方の11番、なんと6列目からのスタートだ。なんとトップは遠いことか…。 シグナルがレッドからグリーンに変わり、いよいよスタート。予選のミスを挽回するべく、絶好のスタートダッシュを決めようと思ったが… 気負いしたのか1コーナーでひとつポジションを落としてしまい、12番手。それからも#8番場選手を追おうと思ったが、思うようにスペードがのらずにさらに後方にいた選手にもプッシュされてしまう。とうとう6周目の1コーナーで#33田崎選手に先行を許し、13番手に後退。残り周回数もまだあるので、なんとかポイント圏内に入るようにとがんばったが#38嵯峨選手の追撃にもあう。5周にわたり嵯峨選手と死闘を繰り広げたが、11周目に嵯峨選手と2台そろって1コーナーに突っ込む。 ややオーバースピード気味に突っ込んだため、僕は1コーナーでスピンをしてしまう。なんとかマシンは動いたためコースに復帰するが、前方の選手からは大きく遅れをとってしまい、ここからは、一人での走行がチェッカーが振られるまでの14周にわたり続いた。土曜日の時点から予選を経て、今回は我慢のレースになると思っていたが、正直ここまで我慢を強いられるとは思わなかった。 1ヵ月後の次戦は7/28の富士。早いものでシーズンの折り返し地点になる。なんとか木曜や金曜の走りが結果につながるようにがんばりたいと思います。 (←前のページへ戻る) |
□■ 池田大祐 □■ |
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