ZAP SPEED RACING TEAM





VOL.1:筑波シリーズ・開幕戦

2004年3月14日、いよいよ今年のFJ−1600筑波シリーズが開幕しました。今年のFJレースは使用するタイヤが新しくなり、今シーズンから筑波に挑戦する私にとっては余分な仕事が増えた感じです。今年に入り筑波で練習を開始し、開幕戦までになんとかトップを狙えるタイムを出したかったのですが、ここはライバルたちも相当走り込んでいて簡単にはいきません。それに加え、コースレイアウトもヘアピンなどが多く、コーナー立ち上がりでは半クラを使うなどの特殊さがより状況を難しくしています。

練習日:金曜日、この日は曇りで気温も低く路面温度も上がってないようです。今日初めて今年のコントロールタイヤである、DIREZZAを装着します。昨年のバージョン3に比べると、見た目も異様に黒光りしていて表面が硬そう。さて、走り始めから飛ばして行くと、おしりがズルッ。めちゃくちゃ滑ります。スピン続出ですぐ赤旗になりました。なんか見た目通りグリップしなさそう。その後3、4周するとようやくグリップしてきました。 翌日、昨日より暖かくなり最初からグリップを感じます。ただ、バージョン3より進入で横のグリップの限界が低く感じました。ところで、タイヤのことは置いといて私の走りはというと・・・、トップグループが0秒中盤のタイムで安定しているにもかかわらず、0秒後半から1秒フラットぐらい。コーナー脱出のラインに乗せようと車の向きを変え終えるまでに時間が掛かってしまうのが問題です。
 

予選:日曜日も暖かくなり、朝9時半から予選が開始されました。この時点で細かいことを考えても仕方ありません。今ある実力を出し切るだけです。早速決められた順番でコースインし、車を走らせてみると結構グリップしました。前後の間隔を取りアタックします。途中でサインボードを見ると、0秒5のサイン。いい感じでしたが、残り3周ぐらいで前の2台に詰まってしまいました。仕方なく再度間を取り直して最後のアタック。ところが、その最中に前方でスピンした車を発見。スピードダウンを余儀なくされ万事休す。結局27台中10位に終わり、トップは59秒9までタイムアップしていました。

決勝:10番手だからといってレースを諦める訳にはいきません。出来るだけ多くのポイントを獲らなければ。そんな気持ちでアウト側のグリッドに車を付け、レッドシグナル点灯を待ちます。5秒前の表示で回転数を上げ、滅灯と同時にクラッチミート。少しホイールスピンしましたが、まずまずのスタートで2台かわして1コーナー、そして物凄いダンゴ状態で1ヘアに。私はインにラインを取りましたが、コーナー出口で1台アウトから強引に突っ込んできました。そのはずみでもう1台にも抜かれ結果的に10位でスタートラインに帰って来ました。なかなか抜きどころが無くしばらく数珠つながりで走ってましたが、赤旗でレース中断後、前の車のペースが落ちてきました。かなり接近状態となり、私は最終の出口からスリップ状態でピタリと真後ろに付けインに入りました。すると相手は無茶な幅寄せをしてきて、危うく1コーナーイン側のダートに落ちるところでした。なんてドライバーでしょう!その後もトライしますが、最終コーナー進入で接近しすぎてシフトミス。あえなくスピンしてレースを終えました。最悪の結果です。しかし、これもレースでこういう事もあります。もとは自分の準備不足が原因ですから。次に向けてひたすら努力するしかないと思います。そして、必ず先頭に戻って見せます。応援して下さった方々、そしてチームの皆さん有難うございました。期待に応えれるよう頑張りますので次回も宜しくお願いします!



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□■ 後藤優太郎 □■
生年月日:1983.3.10
血液型:RH+O

生年月日:1976.9.7
血液型:RH+O

2003年
FJ1600東北シリーズ2位
2004年
FJ1600筑波シリーズ参戦








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