ZAP SPEED RACING TEAM





VOL.15:スーパーFJ開幕戦

やっと待ちに待ったスーパーFJのレースウィークがやってきました。レース1週間前からトレーニングもストレッチや水泳、ランニングを中心にしたメニューに変え、できるだけ万全な体調をと心掛けてサーキット入りです。髪もバッサリ切って気合十分です。

金・土曜日のフリー走行では、どうすればもっと速く走れるかラインを変えてみたり、左足でブレーキを踏んでみたり、クルマのセットを変えてみたりとありとあらゆることを試しましたが、結局フリー走行6本のうち1回もトップタイムを出せずに不安を残してのレース本番となりました。
「こんな走りじゃ昔のFJ(※1)だったら予選すら通らない」「何でもっとコントロールできない?できないんだったら辞めちまえ」と毎度の事ながら怒られ、気合を入れ直しました。【※1 90年代前半はエントリー台数が100台を超え、予選を通らず土曜日に帰るものもいた。】

レース当日。もうここまできてしまっては、走りについて新しいことを考えるのはやめよう、自分を信じて楽しく走ろう。「昔のFJでも通用する走り、何が何でもコントロール」と気持ちを入れ替え、レースを向かえます。


〜予選〜
天気も微妙で、雨が降ったり止んだりの非常に難しいコンディションです。路面は濡れていないので全車ドライ用のスリックタイヤでコースイン。コースインしてタイヤを温め、ブレーキバランスを合わせながらクリアラップが取れる位置を探します。今大会には自分を含めて33台のマシンがエントリーしているので、予選上位を狙うには自分がどこでアタックをかけるか、このポジション取りは非常に重要です。タイムを徐々に上げ、いい感じになってきたところで、コース上でストップした車両の回収のため赤旗。予選一旦中断です。

数分後、予選が再開され再びコースイン。今度はマシンが団子状態のところに入ってしまいました。前の車を抜いて「よし次の周アタックだ」と思っても、また前のクルマに詰まってしまったりと悪循環の連続です。やっと前が開いてクリアラップが取れると思った時には予選終了でした。完全に自分のミスです。なぜもっと冷静に考えて一旦ペースを落とし、前のクルマとの間隔を開けなかったのか、昨年1年間レースを経験しているのに初歩的なミスです。変わるコンディションに小さくまとまり過ぎていたことも原因です。結果は自己ワーストの21番手でした。

今までにない予選の失敗に、一気に不安が自分に襲いかかりました。なぜか背中がゾクゾクして今までに味わった事のない感じです。決勝までにどうにか切り替えようと、応援に来てくれたスポンサーやサポーター、久しぶりに会った親と話したりして気を落ち着かせました。


〜決勝〜
決勝直前、またさらに天気が怪しくなりました。雨が強く降ってきたと思ったら一気に止んだりと、タイヤの選択をドライ用にするかレイン用にするか、判断が微妙になってきました。路面の状況から結局全車スリックタイヤでコースイン。

フォーメーションラップが始まると雨が急に激しくなってきました。ここで究極の選択。自分以外のほとんどの選手はそのままスタートラインへ、自分はピットへ戻り、レインタイヤに交換してピットからのスタートを選択しました。レインタイヤが有効になるだろうという一発逆転を狙いました。

そしてレーススタート!
スタート直後、やはり雨でスピンしたマシン同志の多重クラッシュが発生し、赤旗中断に。スタートからのやり直しとなりました。ここで全車がレインタイヤに交換し、自分だけレインタイヤという賭けが水の泡となってしまいました。「このまま赤旗が出ず、レースが進行されていればごぼう抜きだったかもしれないのに、畜生!!」と思いましたがしょうがないです。他の選手より1周レインタイヤで走った分、タイヤも温まっているし、ブレーキバランスもしっかり合わせただけでもかなりのマージンです。そして、レース再スタート
マージンのある内にガンガン行こうと気負いすぎてしまい、スタート直後の2コーナーで自分がスピン。最後尾まで落ちてしまいます。その後は自分なりの感覚でブレーキを詰めたり、カウンターを当てながらアクセル全開で行ったりとコントロールしていきましたが、思った以上にペースが上がらず14位フィニッシュ。ダサダサで情けないレースとなってしまいました。


絶対勝ちますと宣言し、期待をかけていたサポーターやチームの関係者に本当に申し訳なく思っています。全て自分の責任です。他のスーパーFJの選手よりもマシンの特性を掴みきれず、乗りこなせなかった事が一番の敗因だと思います。自分のドライビングの幅のなさを痛感しました。予選を失敗し、決勝の内容もここまで良いところなしのレースは初めてです。

レース後、落ち込んでいる自分に「お前のドライビングの本質がダメな訳じゃない、マシンに合ってないだけだ。自信をなくすな」と声をかけられ、だんだん次へのリベンジモードへ切り替わっていきました。乗用車の乗り方、トラックの乗り方、カートの乗り方、FJ1600の乗り方、そしてスーパーFJの乗り方と、いろいろあるんだななと思いました。

僕にとってのスーパーFJ開幕戦は「スーパーFJはFJ1600と同じようには動かない」という事を教えられたレースでした。まだスーパーFJをこう走らせれば速いというのが分かりません。これを見つけるのが次までの課題です。スーパーFJを今より速く走らせられる事が出来れば、それがまた一つのドライビング法となって自分にプラスになって帰ってくると思います。それを思うと落ち込んでなんていられません。練習したい気持ちでいっぱいです。

「絶対見つけて速くなります!」とチームの方に言い、サーキットを後にしました。「がんばれ」という一言がすごく心に響きました。絶対にこの壁を乗り越えてやります。絶対這い上がってまた大きく成長します!!今回は良いところを見せられなかったけど、これからも応援宜しくお願いします。



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□■ 小山圭 □■
生年月日:1984.11.1
血液型:B
出身地:福島県

2003年
FJ1600練習開始

2006年
FJ1600もてぎシリーズ参戦











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