ZAP SPEED RACING TEAM





VOL.10:最終戦

今回は、レース前に渋谷の金王八幡宮へ勝利祈願に行ってきました。「大逆転チャンピオン」と2分ぐらい手を合わせてきました。ちょうどこの日が22歳の誕生日だったので、勝負の歳だ!と今まで以上に自分を追込もうと気を引き締めてきました。

レース前に1日事前テストを入れ、走行をチェック。走行後、今までやってきたクルマの動かし方を指摘され、もう一段階上のレベルの走りのイメージができるようになりました。勝つにはこの走りを完璧に出来るようにしなければと、レースまで毎日毎日イメージしていました。
向えたレースウィーク、金・土曜日とイメージしたとおり、大きなミスもなく走れている気はするのですが、まったくタイムが出ません。同じチームから今回がデビュー戦という2人にも負けています。「結構動かし方はいい感じだったし、何がダメなんだ?」と自分で考えたり、先輩ドライバーに聞いたりと見つめ直していきました。
何だかんだと考えましたが、結局たどり着いたのは元気です。こうなったら元気よく、楽しくテンション上げて走ろうと、ハイテンションモードへ切り替えました。すると最後のセッションで、今までとは違うコーナーリングの感覚を掴みました。コーナーリング中にも車がどんどん前へ進んでいくあの感じは始めてです。自分でも「速えー!!」と感じました。タイムにも繋がり、自己ベスト更新!いい感じでレースを向かえられます。

予選
今回の参加台数は、年末のFJ日本一決定戦を見据え関西や九州から遠征してきた選手が多く、各シリーズのチャンピオンが勢ぞろいです。楽しくなってきました。
予選開始、思ったとおり走り始めは全くグリップしません。しかし走るにしたがってタイヤがグリップしてくるのが体全体で感じます。昨日の練習で得たあの感覚の走りが出来れば上位にいけるだろうと思っていました。タイヤの限界付近の走行をするんだと意識してコーナーを攻めていきます。しかし、思った通りの「決まった!」という周がなく、予選を7番手で終了です。とっ、ここでハプニング。やってしまいました。ダブルチェッカーです。
通過した時、チェッカーが見えた気がしたのですが、各コーナーで何の合図もなく、青旗も振られたのでまだ予選中かと勘違いしてもう1周してしまいました。マシンから降りるとすぐに大会本部に呼び出されました。予選タイム抹消で最後尾スタートになるだろうと覚悟はしていました。いろいろと話し合った結果、今回は始末書の提出のみで、予選順位はそのままということに決まり、正直ホッとしました。今大会の事務局を始め、ご迷惑をおかけした皆様にはこの場を借りてお詫び申し上げます。もうこのようなことがないよう気をつけます。

決勝
レースは本当に何が起こるかわかりません。天気予報で言っていた雨が降ってきました。レース前には完全なウェット状態、初のウェットレースとなりました。雨の走行は練習時代に仙台ハイランドで何回も経験していたこともあり、さほど不安はありませんでした。今年の2月にも雨のもてぎを経験していたので、そのときメモったデータを繰り返し読み直し、決勝に臨みました。アイルトン・セナは雨のレースでずば抜けて速かったし、中嶋悟さんも雨のレースでファステストラップ出してたよなーと思い出し「俺も限界まで攻めて、全員ブッちぎってやる!」と自分のテンションを上げていきました。そしてコースイン。が、ここでトラブル発生。ブレーキバランスのダイヤルがいつもより鈍く感じ、スッと回りません。でもグリッドに着いた以上、直す時間もなくこれでやるしかないです。「自分でコントロールするしかない」と言われ、やってやると思ってきました。

いざレーススタート!いいスタートを切って一気に4位にアップ。しかしブレーキング勝負でインに飛び込まれ5位に。オープニングラップを5位で通過です。2周目、ブレーキングで止まりきれず痛恨のコースアウト、なんとか自力でコースへ戻れたものの順位をかなり落としてしまいました。何位かなんて分かりません。「あと8周もあるんだ、必ずトップに追いつける」と信じてどんどん前のクルマを抜いていきます。「セナ足ならぬケイ足じゃー」とあらゆるところでブンブンとアクセルをオンオフしてクルマをコントロールして攻めていきました。前の車の後ろにつくと水しぶきで前方は全く見えません。でもそこをアクセル全開です。これぞレーサー魂です。そして、自分が何位か分からないままファイナルラップ。
コーナーへ進入しブレーキング開始のその時、足を引っかけてしまったのか一瞬アクセルが戻らなくなりました。アクセル全開のまま壁に向かって直進、本日2回目のコースアウトです。コースサイドの砂利でなんとか止まったものの、あと少しで壁に激突でリタイヤというところでした。序盤の大差をかなり追い上げていただけに、このコースアウトは余計でした。

でもリタイヤはしない!と気持ちを落ち着かせゴールを目指しました。結果は16位です。

ピットへ帰ると「残念だったけど速かったなー」とドライバー仲間に声をかけられました。本当か?とタイム表を見ると、確かに他の選手と比べて1周を約1秒〜2秒速いペースで走っていました。「優勝できたぞ」と言われたときにはあの序盤のコースアウトを悔やみました。レースに「タラ・レバ」は禁句なので、これが今の実力と受け止めます。F3ドライバーだったらあのフロントロックを上手くコントロールしてコース上に留まっていたはずです。それを考えると悔しくてしょうがないです。もうちょっとブレーキいってコースアウト寸前のコントロール出来たよなーと序盤の出来事を振り返りました。

今回のレースは結果は今年ワーストですが、自分的に一番楽しいレースでした。金・土曜日とトップとは程遠いタイムで走っていたのが、本番は誰よりも速いタイムで走ることが出来ました。レース中の最速タイムを示す、ファステストラップというのはこんなにも気持ちの良いものかと思いました。

今回もレース後、インストラクターにドライビング以外にたくさんのことを注意されました。「今のままじゃ上へ行っても通用しないぞ」と渇を入れられ、かなり気が引き締まりました。残すレースはあと1レースです。あのイケるかイケないか紙一重のコーナーリングをマスターすることが次のレースのカギです。今回のレースでなんかすっきりしました。日本一決定戦は元気に楽しく小山圭らしく走るだけです。応援お願いします。




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□■ 小山圭 □■
生年月日:1984.11.1
血液型:B
出身地:福島県

2003年
FJ1600練習開始

2006年
FJ1600もてぎシリーズ参戦











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