ZAP SPEED RACING TEAM





VOL.2:もてぎシリーズ・開幕戦

筑波に続きいよいよもてぎシリーズも開幕です。
筑波では4位と悔しい結果に終わってしまったのでもてぎでは何とか良いスタートを切りたいと思います。


4月3日(土)
さんさんと陽射しが降り注ぎ、花粉が飛びまくっていそうな中いよいよレースウィークの開幕です。今回はフリー走行が1日しかありません。したがって1日で車のセッティングを仕上げなければいけません。しかし1本目はまったくセッティングが合わず2本目は乗ってる感じは悪くなかったのですがまったくタイムが出ませんでした。タイヤが変わってからなかなかセッティングを合わせられず、苦しい日々が続きます。ドライバーのフィードバックがいまいちでメカニックの方にも迷惑をかけて申し訳ないです。この日はトップタイムからここでは言えないくらい遅く絶望的な状況に・・・。正直今回はかなりかなりイヤなムードが立ちこめていました。
とにかく雨を祈るしかない。

4月4日
朝起きると外は雨。恵みの雨が路面を濡らします。これで昨日の差は埋まります。
いよいよ予選開始。走り初めてすぐに『今日はイケそうだ。』という感覚がありました。気温も低かったのでこういう日は前半はタイヤを温める事に集中し最後の2周ぐらいをアタックします。ラスト2周目なかなかのタイムが出ます。ラストの周かなり良い感じでくるものの前方に遅い車が。この周回に2台抜いて出したタイムでも前の周の0.6秒落ちぐらいでした。まだまだ行けたのに悔しい!でも皆そう思っているんでしょうね。
調子は良かった、でもアタックラップに前方をふさがれる形になったので10番手ぐらいまでには居たいな、と思ってピットに戻りました。すぐに掲示板をチェック。一番下から見ていったのですが全然名前が出てこないので「やばいっ!やっちゃったか?」と思っていたらなんと掲示板の一番上に僕の名前がっ!調子は良かったもののここまでとは自分でも思いませんでした。初のポールポジション獲得の瞬間でした。とは言ってもまだ予選が終わっただけ。まだ決勝があります。ただ自分が今一番速く走れる自信はあったのでとにかくスタートで順位を落とさず1コーナーに飛び込みさえすれば後は自分の走りをするだけで勝てると思っていました。


緊張のスタート。

なかなかのスタートが決まり1位のまま1コーナーへ。
その後は完全な一人旅になりました。バックミラーには誰も写らず完全に自分との戦いに。ただ水しぶきであまり後ろが見えないのでどのくらい後ろに2位の選手がいるのかもわかりません。いろんな人から『1位になってからゴールまでがすごく長く感じる』という話を聞いていましたが、ほんとにいつも走る10周とは比べものにならない長さでした。 そしてなんとか自分との格闘を終え初の1位チェッカーを受けました!
何とも言えない喜びを感じながらピットに向かってガッツポーズ!最高の瞬間でした。この瞬間の為に毎日努力を欠かさずやってきてそれが報われた瞬間っていうのは本当にたまらないものです。
とはいえ、まだ開幕戦。正直喜びよりも次への不安のほうが大きいです。また一からスタートして連勝できるよう頑張りたいと思います。今回のような結果が出せたのもチーム関係者の皆様、スポンサーの皆様、そして応援してくださる方の力が後押ししてくれたからだと思います。

本当にありがとうございます!!これで後のレースにも自信がつきました。これからも応援よろしくお願いします!



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□■ 安達元気 □■
生年月日:1983.3.10
血液型:RH+O

2003年
FJ1600東北シリーズランキング5位
2004年
FJ1600東北・もてぎシリーズ参戦








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